石垣島を中心に八重山諸島全域の観光・旅行・イベント・ニュース・伝統行事など八重山にこだわった地域密着型情報を日本最南端の出版社「南山舎」がお届けします!

やいまねっと

やいまねっとメニュー
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失
無料ユーザー登録
サイト内検索
南山舎の本

月刊やいま年間定期購読
島の手仕事第14回パピルス賞受賞!
スポンサードリンク
島々からの便り
主治医が見つかる診療所で紹介!竹富島のぴーやし
今日の八重山メニュー
八重山手帳2017
やいまねっとに広告を掲載しませんか?
カレンダー
2017年 6月
« 4月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
記事検索
著者
新着記事
バックナンバー

八重山ブログ『やいまNEWS』

キビ刈りシーズン突入

2010.01.14(木)

去る1月6日、波照間島で今シーズンのサトウキビの刈取作業が始まりました。本来なら昨年12月からはじまるところ、製糖工場の機械の取り付けのため刈取開始が今月にずれこみましたが、これから4か月間(なんと1年の3分の1です!)、この小さな島は製糖、キビ刈り一色に染まります。共同売店で会っても、畑で会っても、人々の口にのぼるのは、製糖工場の進捗状況、キビ刈りの進み具合の話題が中心。また、冬の寒空に製糖工場の汽笛が朝、昼、晩と鳴り響き、北風に乗って甘い黒蜜の香りが辺りに漂うと、いよいよこの季節がやってきたのだ、と感慨深いものがあります。

20100114h01.jpg

波照間島のキビ刈りは、島に5つある部落を各3組ずつに分けて、基本的に複数の農家が共同でキビ刈りを行っていきます。おじぃ、おばぁ、島の若者、島外から来た援農隊などが入り混じって協力しあいながらひたすら一日中畑で作業します。人々が手に持つのは、先が二股に分かれたキビ刈り鎌と、斧のような形をした鉈。人力でこなす部分は力よりも技が必要とされ、おじぃおばぁ達の無駄な力を使わない動きが光ります。

20100114h02.jpg

波照間島のキビ刈りの場合、大部分のサトウキビは、通称「バリカン」と呼ばれる全茎刈り取り機で根元から切り倒されたキビを人々が一本一本、青葉や枯れ葉、ひげ根を取り除いていきます。短い時間でどれだけ数をこなすかが腕の見せ所。熟練者は1本数秒でキビを丸裸にしてしまうほどの速さ。また、丸裸にされたキビを一定間隔につくられた「ぐい」という置き場に、ポーンと投げ込む技は見ていて小気味よく、リズム感に満ちています。

20100114h03.jpg

これからのキビ刈りシーズン中は、トラクター、バリカン、キビ運搬トラックが島中をぐるぐる駆け巡り、雨の日も風の日も島のあちこちでキビ刈りに従事する人々の姿が見られます。豊作の今シーズン、長くて重いキビを一日中さばくのはきつい労働ですが、農家にとっては一年に一度の収入を左右する作業でもあり、うれしい悲鳴といったところでしょう。

20100114h04.jpg

島の農家が「日本一美味しい」と自負を持って作られた黒砂糖、島の売店の店頭に並んでいます。島外へも続々と出荷されていきます。是非、ご賞味下さいませ。



ハテルマといえば…

2009.12.08(火)

20091208h01.jpg

ハテルマカズラという海岸林の縁に生えるほふく性の植物があります。波照間島の固有種というわけではないですが、名前が波照間に由来していることは間違いないでしょう。そのハテルマカズラの花がちょうど今咲き乱れています。たくさんのセイヨウミツバチが花から花へ飛びまわり、このときとばかりに忙しそうに花粉や蜜を集めています。

20091208h02.jpg

果実はコンペイトウのような可愛らしい形をしています。このハテルマカズラは、硫黄島、慶良間列島、先島諸島に分布していますが、開発による海岸林の減少で現在は自生地が少なくなり、レッドデータブック沖縄版で絶滅危惧粁燹弊簗任隆躙韻増大している種)にカテゴリーされています。

20091208h03.jpg

波照間島では、南の浜辺に自生していますが、それはそれは見事な群落を作り、花が咲いている今は辺り一面黄色いお花畑。継続してこの群落を観察していますが、ここまで群落が大きくなるのは珍しい。というのも毎年、暴風が荒れ狂う台風によって、成長したつるの大部分がちぎれたり枯れたりするため、なかなか大きな群落が作れないのです。今年は、台風の直撃が少なかったため、このようなお花畑が見られてラッキーでした。

20091208h04.jpg

ハテルマカズラのような絶滅危惧種ではありませんが、波照間という名を冠する樹木としてハテルマギリがあります。八重山諸島の海岸林に分布していますが、こちらも島ではハテルマカズラの自生する南の浜に群落を作っています。ちょうど今は、果実がたわわに実っていました。この果実は海に浮くため海流に乗って運ばれます。

20091208h05.jpg

自然界の生き物は絶滅危惧種であろうと道端の草であろうと、どれもその場の環境にただ淡々と適応しながら生かされるように生きています。便宜上、分類のための学名や名前がつけられているだけと分かっていながらも、自分が住む島の名前が冠せられていると、どうしても思い入れがでてきてしまいますね。

20091208h06.jpg

涼しい木陰のハテルマギリのトンネルを抜けたら、そこは水平線の広がる碧い海とハテルマカズラの黄色いお花畑…。波照間には西表島や石垣島のように多様性の豊かな山があるわけではありませんが、波照間島の南の浜の風景もこの島の素朴さのようになかなかいいもんです。

20091208h07.jpg



マダラサソリ

2009.11.10(火)

日本には2種類のサソリがいて、その分布域は先島諸島であるそうですが、波照間島にも2種類どちらとも生息しています。身近に見かけるのはマダラサソリ。
頭の先についた1対の細くて長いハサミと、お尻についた長い尾が特徴的で、人家の周辺で比較的よく見られます。箱やカゴを持ち上げたらその下で潜んでいたらしく慌てておろおろ歩き始めたり、トイレや倉庫などのちょっとした隙間に入り込んでいたりします。平べったいので隙間があればどこにでも潜めるのでしょうね。私は築90年を超える赤瓦屋根の木造家に住んでいますが、夜中にぽとっと天井から布団の上に落ちてくることもあり、さすがにそのときは私も慌てふためいてわちゃわちゃします。

20091110h01.jpg

光が当たるとさっさと歩き始めますが、脚やハサミ、尾を縮こめてじっとしていることも。よく観察すると頭についた寄り目の眼がなんだか可愛い。ハサミと尾を伸ばした状態では10センチぐらいの長さですが、縮こまっていると4〜5センチほどとコンパクトになります。

20091110h02.jpg

比較的乾いた環境で生息しているようで、昆虫類を餌としているのでしょうね、ゴキブリを食べているのを見かけたことがあります。サソリというと強烈な毒を持っているようなイメージがありますが、このマダラサソリの毒はそれほど強くなく弱毒性といわれています。私も足の指を刺されたことがありますが、刺された瞬間はチクッ!ズキンズキン!と痛みますが次の日には痛みも痒みもなくなっていました。とはいえ、咬傷による症状は人により程度の差が大きいのでご用心。

20091110h03.jpg

もう1種類のサソリはヤエヤマサソリ。黒くて平べったくてマダラサソリよりも小型です。マダラサソリは私の生活行動圏とかぶっているのかしょっちゅう見かけるのですが、ヤエヤマサソリはなかなか見かけることがありません。どちらかというと森林や木立に潜んでいるのかもしれません。たまに見かけて慌ててカメラの準備をしているうちに逃げられてしまい、今のところ手元に写真はないです。
サソリは南方の暑い国々の生き物という感じがしますが、日本に生息するサソリが2種とも先島諸島に生息するというのは、やはりここが内地よりも南方系に属しているということを実感させてくれます。今日もトイレでしゃがみ込んだら目の前の壁をテケテケテケとマダラサソリが横切っていきました…ここ数日の戻ってきた夏のような陽気が南国ムードをさらに盛り上げますね!



島カボチャ

2009.09.22(火)

朝晩だいぶん涼しくなってきましたが、日中の陽射しはまだまだ暑いですね。これだけ暑い日が続くと疲労の蓄積と暑さバテで食欲がなくなりがちですが、そんなときにぴったりなのが、島の夏野菜の定番、島カボチャ。

20090922h01.jpg

波照間島では夏場のかんかん照りの畑でも育つ野菜として、スプリン(冬瓜)、ナビラー(へちま)、ゴーヤなどのつる性の野菜がありますが、このカブチ(島カボチャ)も定番野菜です。内地のカボチャに比べ形のバリエーションもさまざまで夏場になると畑にいろんな形の島カボチャがごろごろ転がっていますが、あまりにもたくさん実がなるので食べきれずに畑で腐らせてしまいがち。
カボチャの料理方法というと天ぷらや煮物が思い浮かびますが、島カボチャは水分含量が多いようで、内地のカボチャのように茹でてもほっこりとはならず、べちゃっと崩れてしまいます。そんな島カボチャが一番美味しく食べられる一押しの料理方法はサラダ!

20090922h02.jpg

皮と種をとった島カボチャをスライサーを使って薄く切り氷水にさっとつけると、みずみずしい食感のサラダになり、お好みのドレッシングをかけるとあっさりとした甘味とシャキッとした歯ごたえで、これならどんぶり一杯でも食べられます。

20090922h03.jpg

この島カボチャは切るとスイカに似た香りがして野菜というよりフルーティーな感じがします。サラダ以外にもカレーにいれるとそのフルーティーさと控えめな甘さが際立ちます。ニンジンの代わりにちゃんぷるーにいれると火の通りも早く彩りもきれいです。茹でるとべちゃっと崩れてしまうなら、マヨネーズなどと和えてマッシュドパンプキンにすれば子供でも食べやすい味になります。茹でたカボチャをミキサーにかけて味付けすれば冷製スープに。水分が多い、フルーティーな香りという特徴を生かせば、料理やデザートへの応用はどんどん広がりそうです。
そして、島カボチャを料理するときには、種を捨てないでくださいね!また植えて育てるため?いやいや、種も食べるんです!水洗いした種を集めてフライパンで空炒りすると…なんとも美味なおやつ?酒のつまみ?になります。まるで大豆のような驚きの香ばしさです!ただし空炒りするときはフライパンに蓋をするのを忘れずに。フライパンの上で種がくるくると回転しはじめその後ポップコーンのように弾けるので。

20090922h04.jpg

皆さん、島産の美味しい島カボチャをいっぱい食べて残暑を乗り切りましょう!




 


運営会社情報個人情報保護方針サイトポリシーお問合せバナー広告について
 
Copyright© 2007 NANZANSHA, All rights Reserved.
本サイトに掲載されているすべての記事・画像の無断転載を禁じます。