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八重山ブログ『やいまNEWS』

勇壮なツナノミン

2008.07.24(木)

 7月23日の四ヵ字ムラプールのクライマックスは二人の武者による勇壮なツナノミンがおこなわれて、会場は盛り上がります。今年は、遅めにはじまりました。鎌もつ西の大将と長刀をもつ東の大将が、それぞれ松明の下に人が支える壇上に乗って現れ、にらみ合いながらやがて台は合体。振り払われる長刀を飛び上がって避ける鎌の武者。数度、刃が当たる音が会場に響き渡り、にらみ合いがおこなわれて、最後は両者引き分けとなり、旗頭が動き出して会場は盛り上がります。このあと、用意された大綱を道の中央によせて、大綱引きがおこなわれました。四ヵ字の大綱引きは、割合、早めに終わるのがこれまでの習わし。今回は、長く引き合って、しかし最後は西が勝利。西が勝てば豊作がかなうとのいわれで、少々西の綱は長く作ってあるといううわさがあります。この綱を、各家庭へ持ち帰る人が多く、大勢で曳いた願いのこもった縄であれば縁起物ということ。
 ツナノミンとは、綱の穴。雄綱と雌綱の双方のワッカ(穴)にカヌチ棒が通されて結ばれ、綱引きが始まります。綱引きをした人にしかわからないものが、このとき気持ちに走るとでもいいますか、とにかく曳くと、夢中になって引っ張り込もうとする衝動にかられる。不思議な心理が働きます。大勢でこれをすると、何か気持ちがいっしょになったかに、心も躍動して明るくなる。そんな不思議な綱引きに、昔の人は、大勢が集まる行事に、取り入れたのでしょう。人が力を合わせる原点に見えてきます。


 

女性だけの綱引き盛り上がる

2008.07.23(水)

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 石垣島最大のイベント、四ヵ字豊年祭(ムラプール)が開かれ、石垣・大川・新川・登野城の四ヵ字の住民をはじめ、多くの郡民や観光客が会場である真乙姥御嶽に集い、各字から集う旗頭が鳥居の前に登場し、太鼓、巻踊りを奉納をして、今年の豊作に感謝し、来夏世の世果報を願い、祈願していました。
 昨年は、台風の襲来から、御嶽プールとムラプールを同日に開催。あっという間に終わった豊年祭でしたが、今年は観光客が多数見に来て、会場はひときわ大勢の人の注視の中でおこなわれていました。
 毎年、奉納が定番の字民によるものや、いつもの町内が定番の演目を奉納するといった、形骸化しがちな面が見えてくるのは、村の農業人口が少なくなりつつあるからでしょうか。しかし、率先してグループをつくり舞踊を奉納するなどして、祈願する気持ちを積極的に表そうとする人もいて、今年は新たな風が見られる奉納が目立っていました。
 この日、中盤にはアヒャーマ綱も行われて大いに盛り上がっていました。この真乙姥御嶽での豊年祭の由来は、航海安全を願い、成就した暁には、女性だけで綱引きを見せると神に約束をしたのがはじまり。無事航海ができたことから、その感謝の気持ちを表すべく、女性らを説得して、神の前で綱引きをやってみせたものが連綿と受け継がれています。
このあと、綱が移動されて、会場は時間とともに薄暗さが増し、多くの住民・観光客が集まって大いに盛り上がっていました。武士の長刀と鎌の戦いのあとは、大綱引きとなり、西に軍配が上がっていました。


 

豊年祭真っ盛り

2008.07.22(火)

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 7月22日は宮良のアカマタから、竹富島の豊年祭、西表島では祖納干立の両集落でそれぞれ豊年祭がおこなわれます。また、石垣島最大のイベントである四か字豊年祭は、この日が御嶽プール。長崎御嶽、宮鳥御嶽、大石垣御嶽、天川御嶽で盛大におこなわれました。明日は、真乙姥御嶽に双葉公民館を含む4つの字から旗頭が集結。また、農業関係の各機関や高校からもあつまって、島の伝統行事に携わる人々とともに、今年の豊作を神に感謝し来夏世の世果報を祈願するべく、奉納芸能を見せます。御嶽での奉納芸能ほかに女性だけの綱引きアヒャー綱や、場所を変えての大綱引きでは、集結した旗頭が灯りをともして、勢揃いし、鎌と長刀の武者が戦うツナノミンや、ガーリーなどで、会場は大いに盛り上がります。
 原油高やバイオエタノール生産による国際的な食料不足が取りだたされている中、フードマイレージが声高になりつつあります。国内食料生産、しかも、地産地消推進が強くいわれてくる中、これまで農業生産とは縁を失った豊年祭もありましたが、今後は変わってくる可能性は大です。農業をするから、雨乞いや、作物によい気象となるよう良き天候を神に祈るわけで、自然と対峙する人が増えることで八重山の豊年祭も、今後一層、盛り上がることになります。真摯な祈りに包まれる八重山の豊年祭真っ盛りです。

 


 

八重山の海の日

2008.07.21(月)

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 晴天の7月21日。海の日。1997年以来の国際サンゴ礁年の海の日となったこの日、静かに一日が過ぎました。八重山には400種類を越すサンゴが生息しています。そんな場所で、国際サンゴ礁年の海の日に、しっかり育った緑肥を土に戻す優良農家のトラクターが宮良牧中に響きました。左の緑はクロタラリアか、あるいはピジョンピー。八重山で使われている緑肥です。これが赤土の流出を防ぐのは、雨の衝撃を抑えるための植物なのです。降雨の雨水が時速30キロで赤土に直接当たると、衝撃で赤土が砕け、これが細かい粒子になって、表土の土の隙間に入る。そうなると、目詰まりを起こして、水は地下に浸透できず、表面を流れて海に向かう。
 この現象を、植物が繁茂していれば、植物に当たるので、目詰まりはおこらない。そして、畑にすき起こせば肥料になる植物を植えることで、一石二鳥の効果がある。
 トラクターの向こうは、フィリピンにつながる南の海。緑肥と赤土とトラクターと青い海が見えます。海で遊ぶイベントもいいです。こうして考えて取り組まれている海とのつきあい方が、八重山で自然に営まれている様子を見るのも、またいい。


 

西海区水産研究所石垣支所が施設一般公開

2008.07.20(日)

 7月19日午前10時から独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所が第8回目となる施設の一般公開を実施。研究紹介パネルを設置してある常設の展示棟のほか、アカジン、マクブ、ナポレオン、タイマイ、ニシキエビ、ノコギリガザミなどを大型水槽で見せる屋外展示や、顕微鏡でサンゴのポリープや、小型水槽にはプランクトン、ヒレジャコ、タカセガイのほか、オニヒトデ、ミノカサゴ、カンガセなどの危険生物を展示した屋内展示コーナーも用意。また安全な海の生き物に触れることのできるタッチプールは親子で楽しめるため、好評でした。この日は、11時から林原毅主任研究員による「サンゴの増え方、増やし方」の講演があり、神秘的なサンゴの一斉産卵についての説明。またサンゴが産卵する映像を見せながら、サンゴの生態を解説。地球温暖化の影響で、世界的に減る傾向のサンゴ礁に関して、その増やし方を説明していました。また、八重山にある石西礁湖で、80年代のオニヒトデの食害から大規模にエダサンゴ群落が消失している話を紹介。この回復に貢献できるエダサンゴのサンゴの卵の放流調査を研究していることが公表されていました。


 

第18回児童・生徒の平和メッセージ展開催

2008.07.17(木)

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 7月16日から23日まで、八重山平和祈念館で第18回児童・生徒の平和メッセージ展が開催されます。7月16日午前10時半から開会式がおこなわれ、大浜中学校張本美嶺さん(中学校作文部門最優秀賞)と、向井梓さん(高等学校詩部門・優良賞)の作品朗読のあと、テープカットがおこなわれて、さっそくメッセージ展が開会されました。
 応募総数3798点(162校)から93点が受賞。受賞作品を、沖縄県平和祈念資料館と宮古島市平良庁舎ロビー、那覇市にある県庁県民ホールとこの八重山平和祈念館の4カ所で開催するもの。午前9時から午後5時まで。入場無料。第18回目となるメッセージ展は、戦争の証言者も高齢化の一途をたどる中、子ども達が感じる平和の重さは、証言者の肉声からテレビなどのメディアへ移行する傾向が必然的に増してきます。肉声が、戦後の戦争を知らない大人の声になるとすれば、メディアからのものと対比されます。
 児童のメッセージが、大人の心をも打つ傾向があるのは、純粋ゆえ。日常に埋没しがちな戦後生まれにとって、改めて平和の尊さの再確認を、子ども達の感じる純粋な視点に与えられていなか。平和の大切さを伝え、それを受け継ぐ形に、形骸化もまた避けなくてはいけないはず。語学やITネットワークなどに、平和を伝える力が必要となっている。人はモノの富者より、心の富者を尊敬する。平和は、そこに宿るのではないか。この日平日ゆえか集まる人の少なさが目立った。


 

台風7号発生

2008.07.15(火)

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 7月15日午後3時、フィリピンの東で台風7号が発生。996ヘクトパスカルで、北北西に向かう予報が出ており、八重山接近は17日から18日。
 弱そうな台風ですが、いままで溜まった太陽エネルギーがどこにどう出るか。今後、この台風がどう勢力を拡大するか慎重に注目されます。八重山に接近する今年最初の台風となるのか。八重山の15日は、朝からいつもより風があり、台風発生の可能性は充分感じられていました。これがそれてくれると、うれしいですが.なにしろ、毎年、一度八重山に接近すると、道ができたかにその年は何度も同じルートで接近することが多い台風。さて、農地での干ばつ傾向と、干潟の水温上昇を考えると、少しは近づいて欲しいところ。雨もほしい。が、2年連続の大型台風の襲来で、島の木々は、まだ回復途上にある。成長してからの直撃だけは、しばらくやめてほしい。そう、空に願わずにはいられません。


 

グリーンベルトに「ベチベル」デビュー

2008.07.14(月)

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 7月14日午後2時からゲットウ植栽によるグリーンベルト作戦が、轟川河口近くの農地でおこなわれ、八重山支庁、石垣市、JAおきなわ八重山地区婦人部、WWFジャパンなど50名が集まり、ゲットウ1500本とインド原産のベチベル800本を植栽。植えた農地は、宇田川定子さんの畑。近くの工芸家がゲットウの葉がほしいという依頼があり、それに応えたいと思っていたところ、グリーンベルトの設置の話が舞い込んで、お願いすることにしたとのこと。宇田川さんは、環境保全型の農業を志しているとのこと。今年からは、農薬・化学肥料はつかわない方向で営農を検討中。これからの農業は、若い担い手がで新しい取り組みに励んでいく時代と、女性ながらも意欲的です。
 この日、沖縄県八重山支庁サイドから持ち込まれたベチベルは、すでに開発組合(旧石垣製糖大浜工場)の前にも植栽され半年がたっています。ゲットウのように広がらないのが特長で、ゲットウを嫌う農家には最適。今後、グリーンベルト用に普及を計画している模様です。これまで本土でも、利用されており、暴風や、土地の流亡を防ぎ、傾斜地で使われる強い植物だそうで、トラクターにふまれても大丈夫な強い植生。2mほどにも成長し、暴風対策になり、オオギバショウのように将来の農村風景の一角を担う防風林になるかも。

 


 

 

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