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八重山ブログ『南山舎スタッフ通信』

沖縄タイムス出版文化賞詳細

2016.01.18(月)

s-DSCN0989.jpg

今日(2016.1.18)の沖縄タイムス21面に、第36回沖縄タイムス出版文化賞の選評、受賞コメントなど詳細が紹介された。

選評の一部は以下の通り。

(略)その表現は抑制された言葉で綴られてはいるが、長年「島の手仕事」を支えた人々の語った言葉と、その存在を慕う著者の思いが共振し、豊かな世界を読み手に届ける。また、表紙には、著者が織りあげた布の写真が使用され、「資料編」(糸素材、染料植物、織物用具、島々の織物、制作過程など)、八重山織物の「参考文献」も収録されており丁寧な本づくりがなされている。家人の大森一也の撮影した写真は、八重山の自然や、島で生活しながら布を着こなす魅力的な人々と織物文化の美しさを捉え、効果的に使われている。さらに、八重山の地元出版社の質の高い編集力やレイアウトの美しさ、価格設定も含めた総合的なバランスの良さ、テーマとする<織物文化と島の手仕事>を通して、島の暮らしの美意識をも表現する出版物として資料価値も高く、硬質な総合力を持つ著作である。

受賞コメント

沖縄に関する執筆活動を行っている者にとって、これほど名誉ある賞はないと思っています。八重山に暮らし、出会った多くの方々のおかげです。島々の染織を教えていただきました関係者の皆様、拙い原稿を本にまとめてくださいました南山舎に感謝の気持ちでいっぱいです。これを励みによりより仕事をしていきたいです。
  s-DSCN0976.jpg

じつは一昨日(2016.1.16)の沖縄タイムスにも本書の書評が。
多和田淑子さん(染織家)が次のように評している。(一部)

(略)本書は全編を通して手仕事への賛歌であり、手仕事とともに心豊かに生きる人々への共感が、現代を生き抜く標となるであろうことを示唆している。差し込まれた写真が実に良い。そこには八重山がある。神を祀り、祖先を敬い穏やかに暮らす人々がいる。文章と相まって八重山の原風景がある。著者の実技者としての視点で捉えた染めること、織ることの実際的な説明も数多く見られ、染織に携わる者には小さな疑問への答えもある。資料編は八重山の織物全般が写真も添えて詳しく説明されていて分かりやすく、八重山の織物の参考書として活用できる。

  『島の手仕事』書評の下、「県産本コレ読んだ?」のコーナーでは、大森出版部長が古川純編『八重山の社会と文化』(南山舎)を紹介している。

「(略)本書は八重山の社会が直面する今日的問題を、その歴史と文化を背景にあぶりだす。沖縄が抱える問題と根底は一つである。南山舎は小指の先にこだわって、声をあげる。」

→安本千夏著『島の手仕事』

→古川純編『八重山の社会と文化』

 

 


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