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やいまスターインタビュー

ネイチャーフォトグラファー 福田 啓人

福田 啓人


―まずは出版おめでとうございます

福田 啓人(以下、福田)
 ありがとうございます。この作品は『カワセミ』、『カンムリワシ』に続く野鳥写真集の第3弾で、撮影は3年間かけて石垣島で行いました。カンムリワシの撮影と同時進行で行ったのですが、カンムリワシは9月から3月頃まで、アカショウビンは4月から8月頃までと、撮影期間が重ならなかったのが幸いでした。
 アカショウビンは、本土だと数も少なく、巣が見つかると100人以上の撮影者が一斉に詰めかけるので落ち着いて撮影できないんですよね。それに比べたら石垣島は自然が豊富で、島全体が撮影フィールドという感じで撮影に集中できました。

―撮影中、エコノミー症候群にかかったと聞きました

福田
 撮影は、アカショウビンが現れるポイントの近くにテントを張り一日中待つ撮り方をしていたのですが、3ヶ月くらい続けていると、気付いた時には足が赤紫色になりエコノミー症候群にかかってしまいました。寝泊りも車でしていたので、ずっと同じ体勢でいたのがまずかったみたいですね。それからは2、3日に一度は宿に帰るようにして撮影を続けました。

―それだけ撮影は困難だったんですね

福田
 カンムリワシは車で移動しながら撮ることができますし、車から降りてカメラを構えてもすぐには飛び立ったりしなかったので、まだ身動きがとれました。それに比べアカショウビンは敏感で、近距離で撮影するのは困難でした。10メートル以上離れ、身動きせずに隠れながら撮影する必要がありましたね。撮影場所はバンナ公園が多かったです。あとは星野や川平、平野でも撮影しました。
 撮影中、私に石垣島を勧めてくれた高濱賢治さんには、多くのご友人を紹介していただき大変お世話になりました。高濱さんのご友人で、平野で『北のとうだい』という宿を営んでいる岩尾陞さんには車も貸していただき、また星野の『海のもの山のもの』の曽我さんご一家には撮影場所を提供していただいたり、同じ星野に住む大野ご夫妻には毎晩のように食事をご馳走になったりと、石垣島では本当に多くの人に助けていただきました。とても感謝しています。

―撮影で心がけていることは

福田
 私は時間がいくらかかっても構わないので、自然のままに撮るということを心がけています。例えば野鳥を撮影するときに、餌を置いて物陰に隠れ、餌を食べに来るのを狙って撮影する方法もあるのですが、私はそういう方法はあまり好きじゃないんです。動物は敏感な生き物なので、なるべくストレスを与えないように気をつけています。
 結局は撮れるときは撮れるし、撮れないときは、今撮るべきものではないと思っています。あまり意気込みすぎると自分自身も心に余裕がなくなってしまうので。自分の力だけで撮っているのではなく、常に“撮らせてもらっている”ということを忘れないようにしています。

―今後の活動について

福田
 10月に北海道の釧路に移住し、タンチョウを主な被写体に、野鳥や動植物、雄大な風景など北海道の大自然の写真を撮影しようと思っています。南から北へと環境がガラッと変わりますので、撮影は寒さとの戦いになると思います。
 北海道で期待していることは、新たな被写体と人々との出会いです。石垣島では、撮影の終盤に生涯のパートナーとなる人に出会うこともできました。私にとって石垣島は第二の故郷で、離れるのは寂しいですが、新たな撮影に集中するために心機一転頑張ります。



福田 啓人福田 啓人(ふくだ ひろと)プロフィール
横浜市在住。1973年3月1日生まれ。
ネイチャーフォトグラファー。石垣島を中心に撮影を展開し、現在はその範囲をさらに広げる。著書に「カワセミ」、「カンムリワシ」(両著とも雷鳥社刊)。次の撮影目標は北海道・釧路湿原のタンチョウ。
1994年 学校法人岩崎学園情報科学専門学校CG科卒業
2009年 東京写真学園プロフェッショナルコース卒業
2009年 第1回ハイフォトアワード グランプリ受賞

 


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