石垣島を中心に八重山諸島全域の観光・旅行・イベント・ニュース・伝統行事など八重山にこだわった地域密着型情報を日本最南端の出版社「南山舎」がお届けします!

やいまねっと

やいまねっとメニュー
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失
無料ユーザー登録
サイト内検索
南山舎やいま文化大賞
スポンサードリンク
人物
八重山×人メニュー
やえやまガイドブック
やいまねっとに広告を掲載しませんか?
自費出版のご案内

やいまスターインタビュー

画家 与座 英信

与座 英信

フランス、パリ郊外在住の画家、与座英信さんが10年ぶりに地元石垣島で個展をひらいた。会場のアトリエあおでお話を伺いました。

―今回の個展のテーマは「国境」ですが

与座 英信(以下、与座)
 絵そのものが国境を表現したというわけではなく、絵をかいた与座英信という男が、フランスで描き、国境を越えてやってきて、八重山という国境で展覧展を開くという事でこのテーマを付けました。この個展はフランスのバルビゾンと京都でも行いましたが、「国境」とタイトルをつけたのは、石垣でだけです。
 今回の絵は目を閉じた女性ばかり。もし自分をみようとしたら、人は目を閉じるしかない。目をつむっている事は、なにも見ていないのではなく、すべてを見ようとしているのだと思う。今回はすべて女性の絵ですが、その時に一番描きたいものを描きます。景色を描く時もあれば、猫、花などと主題はいくらでもあります。

―画家になるきっかけは

与座
 子どもの頃から絵を描くのが好きで、小学校高学年のころ、琉米文化会館(現・石垣市文化会館)でたまたま世界美術全集を広げた。その時の喜び、こういう世界があるという衝撃は今でも覚えている。今考えれば、これがはじまりだったのかなと思う。イタリアルネッサンス時代のラファエロとかレオナルド・ダ・ヴィンチなど、ショックを受けた。それが今でも続いてるかもしれない。ぜひ、世界美術全集を子供が目にする事ができる環境にしてほしい。

―画家という職業は

与座
 絵を描く事に、可能と不可能という境界線はない。これが成功であり、これが失敗であるという事はない。それを追求している間が自分が生きている意味を持つと思う。僕にとって描いている行為そのものが生きている事。くだらないかもしれないし素晴らしいかもしれない。それはわからない。でも、ただただ絵をかくのが好きだという、それ以外に言いようがない。

―今後は

与座
 石垣にアトリエをつくりたいと思っています。2、3年後には実現できるかなと思います。絵をかく場所をこの島で確保したいなと。1年のうち3ヶ月は石垣で、それ以外はパリとそのほかの場所でといったペースができないかなと考えているところです。
 石垣島とフランスでは、気候はだいぶ違うし、鳥の鳴き声、風の吹き声、陽の照り具合、朝昼の様子、海鳴りなど、ここにしかないものがある。その中に知っている人間たちが生きた事のストーリーがある。それが帰ってきた時にほっとするという事だと思う。地球上に、自分が育った思い出が現実に残っているのはここだけだからね。

―読者にメッセージを

与座
 若い人には、自分が興味を持ったもの、好きだと思う事は徹底して最後までやってほしい。それが最終的には幸せな生き方ではないかと思う。なにを幸せかというのは人それぞれだけど、僕の場合、絵をかいている事が一番幸せだった。
 そして、いつも繰り返しているけど、僕がよその国で大手を振って歩けるのは、この島で頑張ってくれているみなさんがいるからです。島の人たちが生きる場所を守り、発展させ、日々努力し、この島で一生懸命生きているからこそです。それに対してありがとうと言いたい。



与座 英信与座 英信(よざ えいしん)プロフィール
1952年7月15日生まれ。石垣市登野城出身。フランスパリ郊外在住。八重高卒業後、71年に上京。新宿美術研究所でデッサンを学ぶ。役者としての活動も。79年から81年までアメリカに滞在。様々な仕事をし、米国内数ヶ所で暮らす。81年10月に渡欧。3ヶ月間ヨーロッパ放浪のあと、パリに定住。現在、絵を描きながら、ヨーロッパ各地、ニューヨークなどで個展を開く。

 


運営会社情報個人情報保護方針サイトポリシーお問合せバナー広告について
 
Copyright© 2007 NANZANSHA, All rights Reserved.
本サイトに掲載されているすべての記事・画像の無断転載を禁じます。