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アンパルの干潟は命のゆりかご!

文=藤本治彦(八重山商工高校教員・生物担当)

 生徒たちに石垣島にいる魚の名前を聞くとタマン、イラブチャー等の名前が出てきます。では、汽水(海水と淡水の混じり合うところ)も含んで淡水魚の名前は何を知っていますかと聞くと多くの場合「トントンミー」で終わります。確かに八重山にはコイやフナのような純淡水魚はあまり生息していません。しかしハゼなどの海と川を行き来する二次淡水魚と呼ばれる魚は沢山すんでいます。例えば、本土で淡水魚が一番種類数の多いところは琵琶湖水系で約150種類いるといわれています。西表島の浦内川には汽水域と淡水域を合わせておよそ300種類の魚が生息しているといわれています。その多くが干潟を利用しています。アンパルも浦内川ほどではありませんが多くの魚が利用しています。ではこの様な干潟はどんな特長があるのでしょうか。
アンパルは名蔵川の河口にある干潟で、常に上流から栄養塩類が供給される他、潮の干満を通して海からも栄養塩類が供給されます。マングローブを形成するヒルギ類からは年中落葉があり、水は富栄養化しています。その結果、多くのプランクトンが発生していて、小魚や稚エビなどの餌になっています。その上、ヒルギ類は呼吸根が発達し根元は複雑な環境になっていて、トントンミーや日本一小さなハゼのミツボシゴマハゼをはじめとする小魚等の格好の隠れ場所になっています。その為、本来ここにすんでいる魚だけでなく、川で生まれた稚魚も、アイゴやフエダイの仲間などの海で生まれた魚の赤ちゃんもここを利用するのです。また、泥や砂の中にはシオマネキ類やゴカイ類等の巣穴があり、日本最大のシジミのシレナシジミも生息しています。この様に、環境が多様で、ここが生活の本拠地になっている生物だけでなく、海や川で生活している動物の赤ちゃんの生息場所にもなっているため、「アンパルの干潟は命のゆりかご!」と呼ばれています。



 


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