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トップ  >  八重山民話  >  人間のはじまり |八重山民話

人間のはじまり

文 切り絵/熊谷溢夫
八重山民話

  昔々、沖縄の島々にまだ人間が住んでいなかった頃のおはなし。
  沖縄の美しい海の中に、天の神様がたくさんの島をつくりました。その島々に、地の神様をつかわせて、花や木を植えさせました。だから美しい海に浮かぶ島々はとても美しく見えて、天の神様もとても気に入りましたが、何かが足りません。
「せっかく花や木のある美しい島々なのに何が足りないのだろう」。神様は毎日島を見ながら考えましたが、ある日ふと「あっ、そうだ。この島々には生きものたちの姿が見えない。だから生き生きとして見えないのだ」と思いつき、いろいろな生きものをつくって島に住まわせました。
  そして、最後に花や木や生きものたちの世話をする「人間」をつくって住まわせることにしました。
「生きものや花や木をしっかり手入れしていつでも美しい島であるように働けよ」と神様は人間にいいつけました。


>熊谷溢夫著『美しい自然があるからみんな元気で生きられる。』
>熊谷溢夫の切り絵・ポストカード


 


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