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巨樹・巨木との遭遇 19 クロヨナ

文/写真=松島昭司

 平久保半島のアカイシパマの海岸線で遭遇したクロヨナ(マメ科)です。同パマは東シナ海側に位置し、大潮の満潮時には根元まで海水が押し寄せる環境です。胸高の幹回り2メートル40センチ、樹高約8メートルもある堂々の巨木です。
  さて、美しい砂浜が東西に長々と続くアカイシパマです。浜の名称は、一帯の原名(小字)の「赤石」に由来しますが、その原名の由来は、同浜の中間に露出する赤色を帯びた岩石群にあります。地形的には、北側のダディフ崎と南側のキダ崎に挟まれて、内陸に湾曲した地形です。そのため、北風で運ばれる漂着物も少ない美しい浜です。
  クロヨナは、低山地に生える常緑の広葉樹です。琉球列島以南から台湾、マレーシア、オーストラリアまで分布します。夏の暑さが和らぐ白夏(スサナツ)、いわゆる9月ごろには、淡紅色の花を総状に多数付けます。特に川沿いに生えるクロヨナは、落花時に川面(かわも)を埋め尽くすほど堆積する花びらの光景は見事です。
  ここで「赤石」に関して少し脱線します。戦後、沖縄本島の大宜味村、読谷村等から伊原間のフタナカ地区に入植した皆さんです。集落の名称を原名の「赤石」と命名しようとしたようです。しかし、当時石垣島を統治していた軍政府からクレームが付き、「赤」を「明」に替えて、現在の「明石」に変更させられたようです。変更の理由は、記すまでもありません。
  閑話休題。今回は、アカイシパマで遭遇したクロヨナです。樹皮の状態から推測すれば、まだまだ成長が期待される若木です。数年後の再訪が楽しみです。最後に、実は、同クロヨナをしのぐ巨木(幹回り3メートル70センチ、樹高約7メートル)が平得の産業道路に面した宇部(ウブ)御嶽の境内に生え、毎年ピンクの花を密に付けます。今回、あえて同パマのクロヨナを掲載したのは、冒頭にも記した海岸線で、風雨に耐えて頑張る彼女への敬意からです。




 


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