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ねずみのくれた黄金

文 切り絵/熊谷溢夫
八重山民話

 あるところに、とても心のやさしいおばあさんがいました。ある日、子供たちにいじめられている一匹のねずみを助けてやりました。
 それから、何日か後、そのねずみがひょっこりとおばあさんの前に現れて、「庭のすみに、この竹を植えてください」といって、一本の小さな竹の苗をおばあさんにくれました。それを言われた通りに庭のすみに植えて、たっぷりと水をやりました。
 次の日の朝、おばあさんが庭に出てみると、その竹の苗はもう、天にも届くほどに大きくなっていました。そして、近づいてみると、なんだか不思議な音が中から聞こえてきます。ねずみはおばあさんに「さあ、今度はこの竹を切ってください」と言いました。その通りにすると、なんと、竹の中から、黄金がどっさりと出てきました。
 それを、ものかげからこっそりと見ていた、となりの欲深いおばあさんは、自分も黄金が欲しくなり、さっそくねずみを一匹つかまえると、「さあ、わたしのところにも竹の苗を一本持ってこい」といいつけました。そして、それを庭のすみに植えると、やっぱり
一晩で、天にも届くほどになっていました。
 でも、このおばあさんの植えた竹の中からは、黄金のかわりに、どっさりと、とてもくさい泥が流れ出してきて、おばあさん家を押しつぶしてしまいました。


>熊谷溢夫著『美しい自然があるからみんな元気で生きられる。』
>熊谷溢夫の切り絵・ポストカード


 


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