石垣島を中心に八重山諸島全域の観光・旅行・イベント・ニュース・伝統行事など八重山にこだわった地域密着型情報を日本最南端の出版社「南山舎」がお届けします!

やいまねっと

やいまねっとメニュー
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失
無料ユーザー登録
サイト内検索
南山舎の本

月刊やいま年間定期購読
島の手仕事第14回パピルス賞受賞!
南山舎やいま文化大賞
八重山を読む メニュー
話題チャンプルー
八重山手帳2018年版 先行予約開始!
やえやまガイドブック
とぅばらーまの世界
やいまねっとに広告を掲載しませんか?
自費出版のご案内

トップ  >  八重山民話  >  竜宮の黄金 |八重山民話

竜宮の黄金

文 切り絵/熊谷溢夫
八重山民話

 昔、とても正直で、心やさしい漁師がいました。
 この漁師は、その日に必要な分だけ漁をすると、他は、どんなにたくさん魚や貝がいても漁ろうとせず、朝晩決まって、海の神様にお祈りをすることを忘れませんでした。
 その漁師のところにひとりの娘がやって来て、自分を嫁さんにしてくれといいました。あまりに突然の事だし、自分は嫁さんをもらえるほどのお金もないので、その娘の申し出をきっぱりとことわりました。すると娘は、「そんなことでしたら、私は、ちゃんと知っています。そのうえで、あなたの嫁になりに来たのです」といって、もうその日から、漁師のところに住みついて、あれこれ仕事を始めてしまいました。
 そしてある日、黄金の小粒を出してくると「これで、お米や、着物やあれもこれも買って来てください」と漁師にいいました。
 漁師は、そんな黄金で、ものが買えるなんてことは、今まで知りませんでした。だから「こんなもので、そんなに色々なものが手に入るなんて、どうしても考えられない」といいました。
 そして、「そんなものだったら、海の神様が前の海の中に置いていってくれたものが、そのままにして置いてあるよ」といいました。
 娘は、びっくりして漁師にその場所につれていってもらいました。すると、どうでしょう、漁師の家の前の海の中に、黄金がうず高く積まれていて、龍がそれを守るようにして、その横にいるのでした。こうして、はじめて黄金の価値を知った漁師は、たちまち、大きな舟を持つ、国一番の漁師の親方になったということです。


>熊谷溢夫著『美しい自然があるからみんな元気で生きられる。』
>熊谷溢夫の切り絵・ポストカード


 


運営会社情報個人情報保護方針サイトポリシーお問合せバナー広告について
 
Copyright© 2007 NANZANSHA, All rights Reserved.
本サイトに掲載されているすべての記事・画像の無断転載を禁じます。