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トップ  >  八重山民話  >  大蛇と娘 |八重山民話

大蛇と娘

文 切り絵/熊谷溢夫
八重山民話

 ある年の夏、大切な畑の作物が、これからどんどんと育つはずの季節に、雨が一滴も降らないで、どんどん枯れていってしまいました。百姓たちは、遠くの山の中に大きな池があって、水をたっぷりためているのを知っていて、「ああ、あの池の水がこの畑に流れてきてくれたらなぁ」と話し合っていました。
 ある家に、ひとりの美しい娘がいました。そこへ、ひとりの立派な身なりの男がたずねて来て、「この娘をわたしにくれれば、あの山奥の池の水をここまで持ってきてあげよう」といいました。百姓は大喜びで「どうぞどうぞ、よろしくお願いします」とその申し出を受けました。さてその夜、山の方がごうごうと地鳴りの音がして地面がゆさゆさ揺れました。みんなはびっくりして外に出てみると、一匹の大蛇が野山をうねうねとはいながら、どんどん村に近づいて来ると、その後ろには大きな溝ができて、池の水がど〜っと流れ出してきました。こうして、村の田や畑には水が入り生き返ったのですが、あの立派な身なりの男が実は大蛇だったことを知って、両親はひどく嘆き悲しんだのですが、娘は「一度した約束は守らなくてはなりませんから」といって出て行ってしまいました。
 その後は、大蛇が作ってくれた大きな河のおかげで、この村ではいつも田畑がよく実るようになったそうです。


>熊谷溢夫著『美しい自然があるからみんな元気で生きられる。』
>熊谷溢夫の切り絵・ポストカード


 


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