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蝿の手スリ足スリ

文 切り絵/熊谷溢夫
八重山民話

 昔、ある家で蝿とスズメが言い争いをしました。それは、大切なお米やご飯を神様におそなえする前に、どちらが先に食べたのかというのです。そこで、スズメと蝿は「これは、もう神様のところに行ってどちらが悪いのか聞いてみよう」ということになりました。
 神様のところに来ると、蝿が言いました。
「このスズメはけしからんやつです。お米がみのると、それを神様におそなえする前に食べてしまうのです」。
 すると今度はスズメが前に出て言いました。
「この蝿こそけしからんことをしています。なるほど、私は神様より先にお米を食べますが、それは、神様におそなえするお米に毒が入っていないかどうかを味見しているのです。この蝿は、牛や馬の糞の上を歩きまわって汚れたまんまの足で、おそなえの米の上を歩きまわっているのです」。
 神様は、両方の話を聞いて、「なるほど、スズメは私の食べものの毒見をしてくれたのに、蝿は、その上を歩きまわって汚していたのか。けしからんのは蝿よ、お前のほうだナ」と言いました。それで蝿は今でも食べもののあるところに来ると、手スリ足スリをして「お許しください。お許しください」というようになったということです。


>熊谷溢夫著『美しい自然があるからみんな元気で生きられる。』
>熊谷溢夫の切り絵・ポストカード


 


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