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トップ  >  八重山民話  >  犬がみつけた井戸 |八重山民話

犬がみつけた井戸

文 切り絵/熊谷溢夫
八重山民話

 昔、沖縄の八重山では、ひどい干ばつでもう何ヶ月も雨が降らず、村にあった井戸もかれてしまい、人々がどんどん乾きのためにたおれていきました。
 そんなある日、ある女が飼っている犬が全身水びたしになって帰って来ました。女が犬のからだについた水をなめてみると、それは真水でした。「ああ、この島にもまだどこかに飲める水があるのだ」と胸が躍りました。
 犬はそんな女の人を見ていて、いかにも自分について来いとでも言うようにしっぽを大きく振ってワンワンほえます。女の人が「よし」というと、犬は先に立ってどんどん村のはずれの林の中に入って行き、やがて山に入っていき、村人がいままで来たこともない山の奥まで来ました。
 そこにはとても深い谷があって、その奥のほうにぽっかりと洞穴が口を開けています。犬はその穴の中にどんどん入って行きます。女の人もその後を追って穴の奥深くに入って行きました。すると近くから小さく水の湧く音が聞こえてきます。女の人は一度外に出て枯れ木に火をともしてもう一度水音を聞いたところまで戻ってみました。そこにはとてもきれいな小さな水溜りがあって、水がこんこんと湧いていました。
 この犬の教えてくれた井戸のおかげで、村人たちはやっと助かったということです。


>熊谷溢夫著『美しい自然があるからみんな元気で生きられる。』
>熊谷溢夫の切り絵・ポストカード


 


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