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トップ  >  八重山民話  >  小鳥の恩がえし |八重山民話

小鳥の恩がえし

文 切り絵/熊谷溢夫
八重山民話

 ある風の強い日、ひとりの漁師が浜に出て海の様子をみていました。すると、なんだかとても悲しそうな鳥の声が聞こえてきました。なんだろうと声のほうに行ってみると、風に吹きとばされて、地面にたたきつけられて飛べなくなった小鳥が波打ちぎわでもがいていました。漁師はその小鳥を家につれて帰って、キズの手当をしてやりました。やがてキズの治った鳥は大空に帰っていきました。
 それから何日かあと、漁師の家にふしぎなことがおきました。誰が作ったものか、おいしそうな料理があり、お酒まであります。おかしいと思った漁師はある日、出かけるふりをして家の近くのしげみのかげで待っていると、どこからか若い女がやって来て、家の掃除をし、料理を作りはじめました。それは毎日毎日、ずっと続きました。でもある時、若い女は自分が漁師に見られているのを知ると、
「実は、私は嵐の日に助けてもらった鳥です。でもこうして見つかってしまえば、もう来ることができなくなりました」
といって、すーっと消えてしまいました。それからあと、もう女が戻ってくることはありませんでしたとさ。


>熊谷溢夫著『美しい自然があるからみんな元気で生きられる。』
>熊谷溢夫の切り絵・ポストカード


 


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