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トップ  >  コラムちゃんぷる〜  >  西表島  >  西表島マングローブへガサミ獲りに|西表島コラムちゃんぷる〜

西表島マングローブへガサミ獲りに


 11月下旬、大潮の日にガサミ獲りに出かけた。この日同行したのは、西部上原でカヌー・釣りなどのガイド業を営む前大敏夫さん。子どもの頃から父親に連れられて獲りに行っていたという大ベテラン。ガサミとは、河口付近のマングローブ内などに生息する大型のワタリガニ科のカニ。甲羅の大きさが20cmほどあり左右の大きな爪は時には大人の拳大ぐらいにもなる。
 島では、カ二カゴに餌を入れて獲るやり方がほとんど。しかし、前大さんは巣穴に手作りのカギ棒(ガギジャー)を使ってかき出すようにして獲るやり方。


 多くの巣穴の場所や形状までこと細かく知っている前大さん。この日4ヶ所の巣穴に絞って回った。初冬の川の水に膝まで浸かると、ひんやりとするものの足場の悪いマングローブ内を歩くと汗ばむほどだ。ほとんどの巣穴は、ヒルギの根元にあり素人目にはただの水溜りにしか見えない。きれい好きなガサミは、巣穴の中を掃除するため多くの泥などを外へかき出した跡が残る。そのような巣穴をカギ棒で探ると先端に触れる感触でいるかわかるらしい。巣穴からかき出すには、穴の形や複雑に絡むヒルギの根で数十分から時には1時間以上格闘することもあるそうだ。
 結局この日は、1時間ほどで3匹捕まえることとなった。さすが名人!


 事務所に戻るとせっかくなのでと、獲ったばかりのガサミを使ったパスタをご馳走してくれた。ガイド業の方らしく手際の良さには驚くほど。調理をはじめて小1時間ほどで、ガサミの旨さが凝縮されたパスタが目の前に並んだ。麺には濃厚なカニミソ風味、大きな爪に詰まった実はほんのりした塩味と甘みが絶品。ぶつ切りされた足の根元にも実が詰まってただ黙々と味わった。


島では「ガサミを獲るのは、満月ではなく新月の大潮の時に」といわれる。夜行性のガサミは、月夜の晩に映る自分の影が敵だと思い巣穴で過ごし痩せている。逆に新月の晩は、月明かりの影がなく餌を求めて動き回るだけに実が詰まってくるそうだ。この日の収穫はまさに新月の大潮だった。

※今回取材協力の「三拝云」では、10月〜4月期間限定でガサミ獲りツアーを開催中/問い合わせ先 090-8292-0853



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